2016.10.17
コンクール
昨日は日本クラシック音楽コンクール地方本選の審査をしてきました。
このコンクールの審査依頼を受けてから10年以上経ち、
世界の主要コンクールで賞を得ているくらいに成長した元受験者もいます。
その人達の小学生の頃の演奏を聴いたときの衝撃は忘れられません。
一方、ものすごく才能があって今どうしているのかな?と気になっていたら
ヴァイオリンをすっぱり辞めていた。なんてこともあります。
どの分野でも、世界でトップになるのは、ほんのひとにぎり。
それはそれでとても素晴らしいし、活躍しているとうれしいですが、
ヴァイオリンを学ぶって、それだけじゃないです。
私も小さい頃から専門の先生に習っていたら、もっとレベルが高くなっていただろうに・・・
と、残念に思うこともあります。
(6年間副科ヴァイオリンの方に習っていたため、持ち方から全ての基礎が全くできていませんでした)
紆余曲折した分、しなくていい苦労をした分、
他の人には教えられないことがあるのかもしれません。
ちょっと話がソレてしまいましたが・・・
毎年審査をしていると、顔も覚えてきます。
名前などは全くわかりませんが。
学生ですから、1年でずいぶん成長している人がほとんどです。
そんな中、昨年と変わらない、後退しているように感じる人がたまにいて、
何かあったのかな?と心配になります。
コンクールの結果云々ではなく、過程を重要視して欲しいな、と。
ひたむきにがんばった人は、結果に関係なくこれからの人生できっと活かしていけると思います。
では、今日もレッスンがんばります!